ニューロサイエンス看護学を学びたい方

聖路加国際大学大学院 看護学研究科修士課程

「ニューロサイエンス看護学」のご案内

「ニューロサイエンス看護学(Neuroscience Nursing)は、脳神経系の障害を起因とした生活行動障害のある患者の看護を追求する学問で、特に脳神経科学分野の自然科学研究を応用しながら、先駆的な看護を追求すること、倫理や人権擁護など全人的に神経系疾患患者の看護を追究する学問領域です。
脳卒中、頭部外傷、パーキンソン病などの神経変性疾患による意識・運動・感覚障害を持つ患者の看護を専門とします。

教育内容

「修士論文コース」は、研究手法を学びながら、脳神経分野の世界的に共通した研究テーマ探求を行い、現象の明確化と看護技術のエビデンス確立に努めます。
「上級実践コース」は、脳神経系看護の上級実践看護師を育成するコースで、脳血管障害患者、頭部外傷患者、パーキンソン病などの神経疾患患者を対象に高度な実践の追究を実習と講義を交えながら学びます。海外には、すでにニューロサイエンスのクリニカルナーススペシャリストが誕生しています。彼女たちと意見交換、観察する機会をカリキュラムに「海外研修」として組み入れ、学びを深めます。終了時には、我が国のニューロサイエンス看護学の確立に貢献できる人材を期待しています。また、脳神経系の臨床看護の質を向上させるための調整力、指導力、倫理感、研究能力を持った上級実践者に育ってほしいと考えています。

なお入学前に修士論文コースでは3年以上、上級実践コースでは5年以上の臨床経験が必要と考えています。また2017年より学士号を取得していない看護師でも、受験資格審査に合格すれば受験ができます。
受験をご希望される方は、必ず出願前に上記指導教員に連絡して受験前相談をお願いいたします。

コース紹介

ニューロサイエンス看護のスペシャリストを目指す方、キャリアアップを目指す方、仕事をしながら通学されたい方など、それぞれの目的や状況に合わせ、コースや通学方法を選択頂けます。

修了生・在校生の声

本研究室を志した経緯や、研究室での学びや経験が、どのような価値を生み出したのかなどについて卒業生、在学生に語って頂きました。

卒業生・修了生の活動実績

2018年11月30日にソウルのヨンセイ大学で開催されたYONSEI INTERNATIONAL NURSING CONFERENCE 2018で行ったプレゼンテーションでBest AWARDを受賞しました。

大学院1日のスケジュールのご紹介

実際に大学院に入学した学生の1日のスケジュールをご紹介しています。

ニューロサイエンス看護学の紹介

現在、ニューロサイエンス看護学には、修士8名、博士2名が在籍しています。

1年目の前期は、事前学習をもとにみんなでディスカッションを行い、専門的知識と理論の学習をします。

今日は、片麻痺を伴う脳血管障害患者さんの身体経験について学習を深めましたね。

1年目後期では、専門的知識の学習に加えて前期で学習した内容を演習で実践します。

1年目の締めくくりは、世界的に有名なBARROW Neurological Institute(USA)で3週間の実習をします。国際的な視点で脳神経系看護が学べます!

2年目は、修士論文コースは、論文計画書の作成、データ収集などを1年かけて行います。上級実践コースは、課題研究、長期実習で脳神経系のアドバンスな看護ケアを深めます。

進学を希望されている方へ

本研究会の修士課程、もしくは博士課程に入学希望の方々は、本大学院の入試サイトにて詳細をご確認ください。

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