脳活カフェの活動報告

アロマトリートメントボランティア参加報告 in 石川県七尾市恵寿総合病院

はじめまして。

聖路加国際大学大学院 看護学研究科 修士課程 ニューロサイエンス看護学専攻の佐藤 蘭と申します。

これからこの場をお借りし、活動報告やアロマなどについての紹介をさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

今回は、今年の元旦に発生した能登半島地震で被災された石川県七尾市にある恵寿総合病院で、

2024年2月25日(日)に日本アロマセラピー学会(JSA)主催によるアロマトリートメントのボランティアに参加させていただいたので、報告いたします。

まずは、地震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

さて、今回は恵寿総合病院に勤務されている医療従事者の方々約70名に対して、

アロマトリートメントをさせていただきました。

 

今回使用したトリートメントオイルは、

ホホバオイルスイートオレンジとラベンダー、ローズウッドの精油を入れたスペシャルブレンドです。

ボランティアで訪れた日が日曜日であったため、普段外来の診察室として使用しているお部屋をお借りし、セラピスト1名と対象者1名というプライベート空間で施術することができました。

これは、恵寿総合病院の方々のご協力と主催者である日本アロマセラピー学会の岩橋様のご尽力の賜物です。

今回アロマトリートメントをさせていただいた方々は、近くにお住まいの方が多く、

被災されながらも元旦の地震直後から病院内の片付けや勤務を続けられている方や

自宅で過ごすことができず避難所から勤務先である病院に通われている方、

勤務時間以外は、自宅の片付けに追われている方などそれぞれのご事情を抱えながら過ごされていました。

施術の際、体に触れてみると腕や肩が張っている方が多く、たくさんの疲労が蓄積されていることが伝わってきました。

施術が終わると緊張されていた顔つきからやわらかい表情に変わり、

「体がすごく軽くなりました。ありがたい。」とおっしゃってくださる方が多く、改めてアロマの効果を感じた1日でした。

被災されながらも、医療従事者として病院で勤務し被災者や入院されている患者さんのためにご尽力されている方々への支援は忘れてはならず、今後も必要であると感じました。

私自身、地元の東北で東日本大震災を経験し、当時のことを思い出したり、テレビなどで当時の映像をみると胸がぎゅっとすることがありますが、施術させていただいた方に当時私が感じていたことのお話をすると、

「みんな大変だからなかなか言えずにいたけれど、やっと誰にも言えない思いを言うことができました。」と安堵しながら笑みを浮かべる方もいらっしゃいました。少しでもお役に立てていたら嬉しいです。

まだまだ復旧が進んでいない地域もあり日々不安な中お過ごしの方も多いと思いますが、

1日も早い復興と皆さまの健康を心より願っております。

 

最後に、今回ボランティアの受け入れをしてくださった

社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院】のYouTubeにて、ボランティアの様子の動画が掲載されています。

もしよければ、以下の動画をご覧ください。

佐藤

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