ニューロサイエンス看護学<アロマ>の窓

日本看護技術学会第21回学術集会~ゆかりある熊本へ~

こんにちは、青山 泉です。

先日、金木犀の香りが満開の熊本で日本看護学技術学会が開催され、発表してきました。 

理事である大久保先生は、看護技術の成果と診療報酬化について私達に、技術研究成果検討委員会の活動の成果を交流セッションしてくださり、とても盛り上がっていました。

今回、研究で使用したレモングラス精油は、開催地でもある熊本で作成されたゆかりのある土地です。

皆様ご存じと思いますが、熊本の大地震では甚大な被害を受けました。レモングラスも阿蘇のキャンパスで被災して飢餓状態になった中、東海大学熊本キャンパス 農学部 阿部教授、中野先生をはじめ学生さんたちが、水不足を乗り越えた親株を株分けして頂き、本日まで「命」を繋いできたものになります。
  
今回、熊本に訪れるのが被害後の二回目になりますが、ここまでの復興がなされていることに大変嬉しくなりました。ただ、実際住んでいる方にとってもはまだまだ元に戻らない状況も多くあると思います。
現在は、その新たなる命を繋ぐケアとして、目の前の患者さんだけでなく、それをケアする看護者、そして生産地も活性化できるような循環した看護を目指していきたいですね。
さらに、学会には熊本レモングラスハーブ園 代表太田さんがフレッシュな芳香植物を提供をして下さり、参加者さんたちにはちみつレモンのような甘い香りを嗅いでいただきながらその良さを体感していただけることになりました。

現地は足踏みするだけで、レモン様の香りがあたり一面に広がり、緑と青空のコントラストはとても美しかったです。代表 太田さんが様々なハーブを育てていて、来る方へのおもてなしはホスピタリティでした。ぜひ一度、訪れられることをお勧めします。
https://www.kumamoto-herb.com/

この研究に興味を持って下さったがん性疼痛看護認定看護師の塚本さんとも出会え、今後の活動もより楽しみになりました。人との繋がりが再認識できた今回の学術集会の旅でした。

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