脳活カフェの活動報告

11月の脳活カフェ:五感を刺激する癒しの時間

こんにちは、みなさん!この11月に、私たちは特別なイベント「脳活カフェ」を開催しました。

 

この脳活カフェは、聖路加国際大学によるPeople Centered Careプロジェクトの一環として、ニューロサイエンス看護学研究室が主催する脳神経系疾患のサバイバーを対象とした交流イベントです。

私たちの目標は、五感を刺激するリラックス方法で、脳神経を活性化させ、心身のバランスを整えること。

 

多くのサバイバーが疲労やうつ病、筋肉のこわばりなどの後遺症に苦しんでいます。そこで、彼らがリラックスし、回復を促進するために、私たちはこの脳活カフェを企画しています。

 

今回11月の脳活カフェは「ゆずのアロマを感じながらのヨガ体験」でした。参加者の方々にはこの組み合わせにより、深いリラクゼーションを経験してもらいました。

 

まずは、S.Lファーマシーの管理栄養士による「蜂蜜の効果」に関する講演が行われました。特に、感染対策としてのはちみつの重要性に関して講義をしてもらいました。

マヌカハニーを試食してもらい、はちみつの良さを実感していただきました。

 

次に、アロマセラピーの効果について、本学ニューロサイエンス看護学修士課程論文コースの佐藤さんからお話をしていただきました。ゆずの香りを嗅ぎ、リラックスしながら、その効能について学びました。

 

続いて、本学ニューロサイエンス看護学修士課程上級実践コースの高田さんによるヨガのセッションが行われました。参加者みんなで一緒にポーズをとり、呼吸法などを交えながら心とからだの一体感を経験しました。

下肢の麻痺でマットに座るのが難しいサバイバーの方は、椅子を用いてのヨガを体験しました。

また看護師がサポートしながら、安全を保障しながら手足を伸ばしたり、深呼吸をしたりしました。自然と硬い麻痺の手や足が柔らかくなっていきました。筋緊張を和らげる効果がヨガにはあります。

参加者の中には、「脳卒中になってから地べたに座ったことがなく、椅子ばっかりだったので、地べたに座れて嬉しい」と言ってくださる方がいました。

看護師が床に座ることを支援し、一緒にヨガを楽しみました。

 

麻痺足のギプスも外し、床に座ってリラックス💖

椅子でのヨガも、久しぶりに地べたに座ってのヨガも、自然と筋肉が和らいでいくのが分かりました。 看護師は皆さんのリラックスをサポートしながらと一緒にヨガを楽しみました💑

そして今回も特別ゲスト、ウクレレ奏者のリナリナさんによる生演奏もあり、ヨガの最後に心地よい音楽でリラックスする時間を持つことができました。

 

今回の脳活カフェも、脳神経疾患サバイバーにとって、日常のストレスを解放し、新たなコミュニティを作り上げる素晴らしい機会となりました。アロマ、ヨガ、音楽を通じて、参加者は心身ともに癒され、互いの経験を共有できました。

これからも「脳活カフェ」を通じて、このような心温まる時間を提供していければと思います。次回もぜひご参加ください!

12月20日は、クリスマスヴァージョン🎅の脳活カフェです。

ウクレレでクリスマスソングを歌います。失語症の方も楽しめるように工夫したいと思います。そしてこの1年の自分を労うウクレレソングと瞑想で締めくくりたいと思います。

12月20日のご参加お待ちしています!🎄🎅

 

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